■ Sec.3 ネットワークプレイヤー

ネットワークプレーヤーでコピーガードを解除する!
→LAN経由でパソコンの動画をテレビ画面に出力。HDDの交換やDVDコピーも可能に!
パソコンで録画した番組をテレビ画面で再生
最近のパソコンは、テレビ機能が付いている"テレパソ"になっているのが当たり前です。テレパソなら、パソコン上でテレビ番組を視聴することができるのはもちろん、ハードディスク(HDD)に録画することも簡単にできます。また、テレパソはHDDレコーダーとは違い、録画時間にも制限はありません。HDD の容量がいっぱいになるまで録画しても、別のHDDに交換すれば、さらに好きなだけテレビ番組を録画できます。
ただし、録画したテレビ番組を視聴するとなると、テレパソでは物足りないのも事実です。パソコンの画面は、テレビの画面ほど大きくないため、迫力ある映像を楽しむことができません。加えて、テレビとパソコンでは映像を表示する方式が異なるため、パソコンでテレビ番組を再生すると映像が少々ボヤけて見えてしまうこともあります。
パソコンに録画したテレビ番組はやはり、テレビの画面で見たい。そんな時、使うと便利なのが、ネットワークプレーヤー「DVX-700TypeⅡ」です。"ネットワークプレーヤー"と聞いてもピンとこない人もいるかと思いますが、これは、パソコンに録りためたさまざまな映像を、ネットワーク経由でテレビに再生するプレーヤー。パソコンとLAN接続し、さらにテレビとAVケーブルで接続することで、パソコン内に保存してあるデータをテレビで視聴できるようになるのです。
また、「DVX-700TypeⅡ」は、3.5インチHDDを装着するための専用ベイ(スロット)が設けられており、そこにHDDを挿入すれば、HDD のデータを直接テレビに再生可能。さらには、DVDドライブも備え、DVDソフトを再生することもできるのです。そして、裏コマンドを入力することで、再生したDVDソフトのコピーガードを外したり、リージョンコードを解除するといった機能も搭載されています! 機能が盛りだくさんの「DVX-700TypeⅡ」実力を検証していきましょう。
TRANSGEAR DVX-700 TypeⅡ
DVX-700
パソコンに保存してあるファイルをLAN経由でテレビに出力できるネットワークプレーヤー。
TRANGEAR DVX-700 TypeⅡで出来ることは?
  1. パソコンの動画をLAN経由でテレビに再生。
    パソコンと有線/無銭LAN接続することで、パソコンに録画したテレビ番組、音楽ファイル、画像などをテレビで再生できる。
  2. HDDを追加・交換できる。
    本体にHDD専用ベイが設けられており、HDDに作成した動画ファイルなどを再生可能。なお、HDDは専用カートリッジに収納する。
  3. DVDソフトのコピーガード解除
    DVDドライブを搭載し、DVDソフトの再生に対応。裏コマンドを入力すると、コピーガードやリージョンコードを解除して出力することも可能になってしまう!
パソコンとテレビを接続するには
  1. パソコンに保存してある各種メディアファイルをUSBケーブルで接続した『TRANSGEARDVX-700 TypeⅡ』にコピーする。
  2. 設定を行い、『TRANSGEAR DVX-700 TypeⅡ』とテレビをAVケーブルに接続すると、画面は「閲覧モード」に切り替わる。
対応ファイル形式一覧
  • 動画ファイル
    MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、※対応コーデック(DivX/Xvid/WMV9/WMV HD)
  • 音楽ファイル
    MP3、AAC、WMA、PCM、Ogg Vorbis
  • 画像ファイル
    JPEG、GIF、TIFF、BMP、PNG
LANでテレビと接続して視聴する
まず「DVX-700 TypeⅡ」のメインとなるのが、パソコンに保存されている動画をLAN経由でテレビに出力するという機能です。MPEG-1/MPEG-2/MPEG- 4(対応コーデックはDivX/Xvid/WMV9/WMV HD)形式の動画の他、MP3/AAC/WMA/PCM/Ogg Vorbis形式の音楽ファイル、JPEG/GIF/TIFF/BMP/PNG形式の画像の再生にまで対応しています。この機能を使えば、テレパソに録画したテレビ番組はもちろんのこと、Webサイトからダウンロードしてきた動画・音楽・画像ファイルも、大画面テレビで視聴できるようになるのです。
パソコンとテレビの設定をしよう
パソコンに保存された動画をテレビで再生するという、この機能を利用するためには、パソコンと「DVX-700 TypeⅡ」本体の両方で設定を行う必要があります。この手順は誰でもできる単純なものです。
まず「DVX-700 TypeⅡ」本体と、テレビ、パソコンを接続します。テレビとの接続は、AVケーブルを使えばOK。一方、パソコンとは有線LAN、もしくは無線LANで接続することもできますが、ここでは有線LANでの接続を試してみました。本機をLANケーブルで、ADSLモデムやルータなどに接続します。
次に、パソコンと本機でそれぞれ初期設定を行います。パソコンでは、付属のCD-ROMからサーバソフトウェア「MediaServer」をインストールして、このソフトを起動します。また本機側の設定ですが、電源を入れるとテレビ画面に「login page(ログインページ)」画面が表示され、「add」というアイコンが出現します。リモコンで「add」アイコンを選択すると、「Media Server」をインストールしたパソコンのコンピュータ名とIPアドレスの入力欄が現れるので入力します。これで、本機とパソコンの接続が確立されました。
再度「login page」画面を開くと、本機とつないだコンピュータ名が付いたアイコンが出現しているのが確認できるはずです。
※「Media Server」の対応OSは、WindowsVista/XP/2000
操作も画質もテレビと同じようになる
さて、パソコン内に保存したテレビ番組などの動画ファイルを再生するには、「login page」画面で表示されるアイコンの中から、本機と接続されているコンピュータ名の付いたものを選択します。すると、動画や音楽ファイルを視聴するための「閲覧モード」に切り替わります。「閲覧モード」画面では、映画/音楽/写真/サービスが選べますが、「映画」を選択するとパソコン内に保存されている動画ファイルが一覧表示されます。見たいものを選択して、再生してみましょう。
動画ファイルを再生中、リモコンで早送り・巻き戻し、画面サイズの変更、音声のミュートなどテレビと同じ操作を行うことが可能です。また、表示される画質はキレイで、コマ落ちしたり途中で固まってしまうようなことは全くありません。720×480ピクセル程度の解像度でキャプチャした動画ファイルであれば、普通にテレビを視聴しているのと全く変わりない画質で楽しむことができます。
HDDを利用して無制限に保存する
「DVX-700 TypeⅡ」の大きな魅力の1つが、HDDを搭載できること。本体前面にHDD専用ベイが設けられており、別売の専用カートリッジに組み込んだ3.5インチHDDを装着できます。手持ちのパソコンからHDDを取り外し、本機に接続すれば、HDDに記録した動画ファイルなどをテレビで再生できます。
また、先述したMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4の動画形式の他、DVD-Video(VIDEO_TS/ISOイメージ)に対応しており、 DVDをリッピングして作成したファイルをテレビで視聴可能です。映画やドラマなど、著作権保護機能が施された市販DVDソフトから抜き出したデータの再生には対応していませんが、先で紹介するコピーフリー化の裏コマンドを入力すると、再生できるという抜け道も用意されています。
専用のカートリッジに3.5インチHDDをはめ込む
HDDを装着して再生するためには、まず3.5インチHDD(フォーマットはFAT32/NTFSに対応)を用意。これを、専用カートリッジに収納します。とは言っても、HDDのジャンパをSLAVEに設定後、IDEケーブルと電源ケーブルを接続して、カートリッジにはめ込むだけ。
カートリッジを装着する専用ベイは、「DVX-700TypeⅡ」本体正面の左側にあります。カバーを開けて、カートリッジをゆっくり挿入しましょう。カートリッジを固定し、本機の電源を入れるとHDDが認識され、「loginpage」画面にドライブのアイコンが表示されます。この追加されたアイコンを選択すると、動画/写真/音楽のジャンル選択画面が出現。「動画」を選ぶとHDD内の動画ファイルを再生ができます。
裏機能でリージョンコードを解除
最後に紹介するのは、裏機能です。「DVX-700 TypeⅡ」にはDVDドライブが搭載されていて、DVDソフトを再生することができますが、裏コマンドを入力することで機能が拡張します。DVDソフトに施されているコピーガードや、リージョンコードを解除して出力できるのです。つまり、コピーフリー、リージョンフリーのDVDプレーヤーとして動作するということです。
リモコンで入力して裏機能を有効にしよう
通常、DVDプレーヤーとHDDレコーダーをつないでDVDソフトをコピーしようとすると、DVDプレーヤー側からコピーガード信号が出力され、HDDレコーダーでの録画が止まってしまいます。ところが、裏機能を有効にすることでコピーガード信号が出力されなくなります。再生したDVDソフトの映像を、そのままHDDレコーダーなどに録画できるようになってしまうのです。
また裏機能を使えば、本機のリージョンコード(世界の各地域ごとに割り振られたコード)を「0(制限なし)」に設定することも可能。本来、日本製の DVDプレーヤーはリージョンコードが「2」のものしか再生できませんが、アメリカ(リージョンコード「1」)や中国(リージョンコード「6」)など、他のリージョンコードを持つ地域のDVDソフトもそのまま再生できるようになります。もちろん、リージョンコードを解除した状態で出力することもできてしまいます。
なお、これらの裏機能を有効にするためのコマンドは、上に示したとおりです。リモコンを使って入力してください。裏コマンドを入力してコピーフリー化すれば、本機にHDDを装着して再生する際、著作権保護機能が付いたDVD-Videoファイルも視聴できるようになります。
パソコンとDVX-700 TypeⅡを設定する
パソコンの設定
  1. 本機に同梱されているCD-ROMをパソコンのドライブに挿入して、サーバソフトウェア「Media Server」のインストールを行う。
  2. サーバソフトウェアのインストールは、画面に表示される案内に従って進めていけばOK。難しい設定を求められることはなく、基本的には「次へ」を連打していくだけで自動的に完了する。
  3. インストール後、「Media Server」を起動する。このソフトは起動しておくだけで良い。
  4. テレビ、パソコンを接続後、「DVX-700TypeⅡ」本体の電源を入れると、テレビ画面に「login page」画面が表示される。まず画面の下にある「add」アイコンを選択。
  5. アイコンを選択すると、「Media server追加」の画面に切り替わる。「MediaServer」をインストールしたパソコンのコンピュータ名とIPアドレスを、リモコンを使って入力する。
  6. 前画面で入力完了後、「login page」画面に戻ると、コンピュータ名が付いたアイコンが出現しているのが分かる。「DVX-700 TypeⅡ」本体とパソコンがLAN接続されたのだ。
DVX-700 TypeⅡ本体の設定
  1. テレビ、パソコンを接続後、「DVX-700TypeⅡ」本体の電源を入れると、テレビ画面に「login page」画面が表示される。まず画面の下にある「add」アイコンを選択。
  2. 選択すると、「Media server追加」の画面に切り替わる。「Media Server」をインストールしたパソコンのコンピュータ名とIPアドレスを、リモコンを使って入力する。
  3. 前画面で入力完了後、「login page」画面に戻ると、コンピュータ名が付いたアイコンが出現している。「DVX-700 TypeⅡ」本体とパソコンがLAN接続されたのだ。
テレビで再生するための方法
ここからは、実際にテレビで再生するまでを説明していきます。
  1. まず「login page」画面にあるコンピュータ名のアイコンを選択する。
  2. 閲覧画面に切り替わり、映画/音楽/写真/サービスの中から見るコンテンツを選ぶ。動画の場合は「映画」を選択。
  3. 「映画」を選択すると、パソコン(マイドキュメント内マイビデオフォルダ)に保存されている動画ファイルの一覧が、写真のように表示される。
  4. 見たい動画ファイルを選ぶと、再生が開始される。再生中は、リモコンで早送り・巻き戻しといった各種操作を行うことができる。
  5. パソコンに録画したテレビ番組を、テレビ画面で再生したところ、720×480ピクセルの解像度で録画したバラエティ番組を再生したが、コマ落ちやフリーズはなく、滑らかできれいな映像が楽しめた!
HDDを付け、テレビで再生する方法
  1. まず3.5インチHDDにIDEケーブルと電源ケーブルをつなぎ、専用カートリッジに収納する。HDDのジャンパはSLAVEに設定。
  2. 本体前面左側のカバーを開け、カートリッジを挿入する。奥まで押し込んだら、カチッとなるまでハンドルを回して固定する。
  3. カートリッジを装着し、本体側で正常に認識されると、「login page」画面にドライブのアイコンが表示される。
  4. リモコンでドライブアイコンを選ぶと、再生したいジャンルを選択する画面が表示される。動画/写真/音楽の中から好きなものを選ぼう。
  5. ジャンルを選択すると、HDDに保存されている内容が表示される。タイトルを選べば、即再生が開始。VIDEO_TSやISOイメージファイルの再生にも対応している。
本機にHDDを装着するためには、別売の専用カートリッジが必要だ。実勢価格は1,980円。なお、HDDは付属していないので、別途用意すること。
裏コマンドを使ってコピーガードを解除する方法
コピーフリー化の裏コマンド「Zoom」→「1212」→「1」
  1. 裏コマンドはリモコンを使って入力する。「login page」画面で「Zoom」→「1212」と入力すると、"CSS lisence"の表示が現れる。
  2. "CSS lisence"のOSDが現れたら、「1」を入力。「Saving setting Please wait」の表示が出れコピーフリー化完了。
  3. コピーフリー化が完了すると、本機で再生した市販DVDソフトの映像を、HDDレコーダーなどに直接バックアップできる!
リージョンフリー化の裏コマンド「Zoom」→「1023」→「0」
  1. リージョンコードによる縛りを解除する場合は、リモコンで「Zoom」→「1023」と入力。すると、リージョンコントロール画面が現れる。
  2. デフォルトでは、日本製のDVDプレーヤーやDVDソフトの割り当てである「2」になっている。ここでリモコンの「0」を入力して「OK」を押すと、リージョンフリーに!